- 2020年08月25日
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8月は「食品衛生月間」~食中毒に気を付けて~【食育ブログ】
毎日暑い日が続いておりますが,皆さん,いかがお過ごしでしょうか?
新型コロナウイルスの感染防止を図りながら,教育活動を進める日々です。
さて,8月も終わりに差し掛かっておりますが,今月が「食品衛生月間」と厚生労働省で定められていることはご存じでしょうか?
そこで「食中毒」について一緒に考えていきましょう。
先ずは,上記の円グラフ「昨年度の食中毒の病因物質別事件発生状況」をご覧ください。
1位のアニサキスは,アニサキス幼虫が寄生している生鮮魚介類を生(不十分な冷凍又は加熱のものを含みます)で食べることで、 アニサキス幼虫が胃壁や腸壁に刺入して食中毒(アニサキス症)を引き起こします。
~アニサキスによる食中毒の症状は?~
◆ 急性胃アニサキス症
食後数時間後から十数時間後に,みぞおちの激しい痛み,悪心,嘔吐を生じます。
◆ 急性腸アニサキス症
食後十数時間後から数日後に,激しい下腹部痛,腹膜炎症状を生じます。
◆予防法は?
①鮮度の徹底!②目視で確認!③冷凍・加熱が有効!
※ 一般的な料理で使う食酢での処理、塩漬け、醤油やわさびを付けても、アニサキス幼虫は死滅しませんので注意を。
~カンピロバクター食中毒の症状は?~
◆下痢,腹痛,発熱(食べてから1~7日で発症)
◆予防法は?
①十分な加熱(中心部が白くなるまで焼く)
②サラダなど生で食べるものとは別に調理する。
③鶏肉を調理した器具は熱湯で消毒する。
※よく加熱された鶏肉料理を選んで楽しい食事にしましょう!
次に,家庭でできる「食中毒の予防の6つのポイント」をご覧ください。
ひとつの行動が,予防につながることがわかりますよね。
皆さんも予防に心掛けた食生活をお願いします。(引用:厚生労働省)
家庭科 増井