- 2019年08月01日
校外学習~東池袋編~
翔洋学園高等学校ネットキャンパスのスクーリングでは,座学だけでなく,教室を飛び出して,校外での学習活動も行います。
実際に見たり,聞いたり,触れたりすることを通して,学習の質を高めることが目的です。
教科書から学んだことを知識としてだけでなく,深く定着させるためには,体験的な学びが欠かせません。
というわけで今回は,東京・東池袋で実施した校外学習の様子をご紹介します。
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ここは,サンシャインシティ文化会館7階にある古代オリエント博物館。
同館は昭和53(1978)年,日本初のオリエント専門博物館として開館しました。
オリエント“Orient”とはラテン語のoriens(昇る)に由来し,陽が昇る方向,すなわち古代ローマから見た東方世界を指します。
メソポタミア,エジプトには世界最古の文明が興り,都市,文字,法律,印章,金属,宗教などが誕生しました。
古代オリエントで生まれた発明や工夫は,現代の私たちの生活にも息づいています。
今回は常設のコレクション展を見学させていただきました。
「古代メソポタミア」コーナー。
様々な印章(いんしょう)が展示されています。
古代の人々は先史時代から遠くの地域と物資を交換してきましたが,物資を質量ともに効率よく確実に輸送し,しっかりと管理するために,物資を納めた容器や倉庫の扉に印章で封をする習慣が発達しました。
有名なハンムラビ法典碑(実物大レプリカ)。
ハンムラビ法典といえば「目には目,歯には歯」という言葉で有名ですが,実はこの部分,単純に「やられたら,やりかえせ」という意味ではありません。
同害復讐(どうがいふくしゅう)の原則が適用されるのは,加害者と被害者双方が上層自由人の場合に限られ,また双方が同じ上層自由人であっても,罰を下すのは被害者本人ではなかったようです。
「古代エジプトの文化」コーナー。
古代エジプト人は来世の存在を信じ,肉体を永遠に残すために,早い時期からミイラ作りが発展。
あの世での復活・再生を求めて,様々な工夫を凝らしました。
「東西文化の交流」コーナー。
仏教をはじめとする宗教思想やガラスなどの先進技術は,シルクロードを通じて日本を含む東アジアに大きな影響を与えました。
東大寺正倉院の白瑠璃碗(はくるりのわん)と同形のカットガラス碗。
正倉院の碗は保存状態が良く透明さを保っていますが,西アジアで出土した碗は表面が風化しています。
生徒たちは,教員が作成したワークシートに取り組んでいます。
参加前にしっかりと事前学習に取り組んでいますので,より理解も深まります。
実物を見て自分の考えを記す設問もあり,当時の人々の思想や生活に思いを巡らせていました。
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