先日、下館キャンパスの生徒たちが校外学習の一環として、グランテラス横にある「ストロベリーランド筑西」でいちご狩り体験を行いました。天候は曇りでしたが、気温もちょうどよく、屋外での活動には最適な一日となりました。

今回の校外学習は、ただの体験活動にとどまらず、教科学習と結びつけた学びの場となるように工夫されています。いちご狩りに先立って行われたのは、地理と家庭科の教員による事前講義です。

まず、地理の教員からは、いちごの栽培に適した条件についてのレクチャーがありました。いちごは日照時間や気温、土壌の水はけなど、地理的な要素が生育に大きく関わっていることを知り、生徒たちは作物と自然環境の関係について理解を深めました。また、お隣の栃木県が全国有数のいちご産地の一つである理由についても触れ、地域の農業と地理とのつながりを学ぶ良い機会となりました。

続いて、家庭科の教員からは、いちごに含まれる栄養素について説明がありました。いちごはビタミンCが豊富で、風邪予防や美肌効果があること、また食物繊維も含まれており、腸内環境を整える働きがあることなど、日々の食生活に役立つ知識を学びました。

その後、いよいよ待ちに待ったいちご狩り体験へ。下館駅南口からストロベリーランド筑西まで

いちご柄の可愛いバスに乗って移動です。

ストロベリーランド筑西のハウスに入ると、真っ赤に実ったいちごがずらりと並び、生徒たちは「どれが一番おいしそうかな？」と目を輝かせながら摘み取りを楽しんでいました。農園の方から教わったとおりに、丁寧にへたの近くをつまんで摘み取る様子からは、学んだことをしっかり実践しようとする姿勢が感じられました。

採れたいちごをその場で味わうと、「甘くておいしい！」と笑顔があふれ、友達と感想を言い合ったり、写真を撮ったりと、思い出に残る時間となりました。

　

今回の体験を通じて、生徒たちは自然とのふれあいや地域産業への理解を深めるとともに、教室では得られない実感をもって学ぶことができました。今後の学習や生活の中で、今回得た知識や経験をぜひ活かしていってほしいと思います。

通信制　翔洋学園高等学校　

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