- 2022年07月14日
脱プラ目指して「カトラリーケース作り」!!
~カトラリーケース~ 会津木綿を使って
こんにちは。家庭科の増井です。
私が学生の頃ドイツへ研修に行った際,「循環型社会」について学んだことがあります。当時ドイツのコンビニの入り口には,10種類を超える資源回収BOXが設置されていました。
ゴミについての概念が日本とは異なり「買い手である消費者」だけの問題と捉えず,「売り手」さらには「製造元」にも責任が伴うという概念でありました。
日本では2022年4月1日から施行となった「プラスチック資源循環促進法」。製造の設計から廃棄の処理まで,プラスチックの商流すべてにおける資源の循環等の取り組みを促進するための法律です。
この法律が制定された背景には...
●プラスチック海洋ゴミ
●気候変動
●諸外国の廃棄物輸入規制の強化 など...
日本でもプラスチックを使い捨て続けるのではなく,資源循環を促すことが重要となっていったのです。
新法案でキーワードとなったのが「3R+Renewable(リニューアブル)」。
「3R+Renewable」とは?
●Reduce(リデュース)・・・廃棄物の発生抑制
●Reuse(リユース)・・・再使用
●Recycle(リサイクル)・・・再資源化
●Renewable(リニューアブル)・・・再生可能資源への代替
この法律の誕生により,脱プラ運動がさらに推奨され,SDGsのゴール12「つくる責任 つかう責任」やゴール14「海の豊かさを守ろう」の達成にもつながることが期待されます。
今年は「サスティナブル」をテーマに,カトラリーケース作りを行います。併せてカトラリーの素材についても学び,国産お米(非食用米)のバイオマス・ソフトスプーン,箸,竹や藁を原料に混ぜたカトラリーにも触れていきます。
生徒自身が「何をどう選ぶか」から始まる活動です。
小さな1歩ではありますが,もう,始まっています!