- 2016年07月07日
仲よき事は美しき哉
「なかよきことはうつくしきかな」白樺派の武者小路実篤の言葉です。
「北の鎌倉」と呼ばれた文人村の空気を感じながら、手賀沼~我孫子にて校外学習が行われました。
市内にはあちらこちらに案内板があります。
手賀沼は河川の汚れと戦う民衆の歴史をよく表しています。
学習を終えて生徒の感想は・・・・
「水質汚染がひどかったこの沼も今は少しづつ水質改善、
人々の小さな努力のたまものなのだと思った。」
「100年前はきれいな沼が・・・誰かがきれいにしようと心掛けているのが
すごいと思いました。」
手賀沼から我孫子駅に向かう途中、ひときわ高いクスノキやモミジの木々に囲まれた
志賀直哉邸宅跡。ここで、「暗夜行路が執筆されたのかな・・・」
クスノキの葉をくしゃくしゃにもんで匂いをかいでごらん・・・
「おばあちゃんの家のにおい」
ショウノウって知ってるかな?「臭(くすし)木」とか「薬の木」クスノキの語源。
今でいう「たんすにゴン?」
文学館には白樺派の志賀直哉の直筆の原稿や武者小路実篤の
「仲よき事は美しき哉」の作品に出合える。
校外学習を終えて生徒の感想は・・・
「こんな所に昔活躍していた人達が住んでいたんだなと、住んでいた場所に時代を感じました。」
「白樺派文人の直筆を見る事が出来たり、昔のいろいろな道具を間近で見れて感激です」
「白地の陶板(白樺文学館の展示物)に見入った・・・言葉一つ一つが重く感じた」
「富本憲吉(白樺派と交流のあった作陶家)という人が根っからの職人だと石森先生が語ってくれました・・」
柏学習センターでは歴史・文学・街並み・自然・・知識として獲得できるさまざまな校外学習を企画しています!